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伊奈町・鎌田遺跡2

各時代の出土物一覧
縄文時代
「縄文土器」阿玉台式土器(画像を見る) 堀之内式土器
「石器磨石」敲石 打製石斧 (画像を見る)

古墳時代後期 
「土師器」杯(画像を見る) 甕(画像を見る)   

奈良・平安時代
「土師器」杯、高台付杯、甕(画像を見る)、甑(こしき)(画像を見る)
「須恵器」杯(画像を見る)高台付杯、甕、甑、盤、高杯、短頸壺、円面硯、こね鉢
「灰釉陶器長」頸瓶、塔、平瓶
「ニ彩陶器」小壺
「金属製品」柄頭(画像を見る)、丸鞆(画像を見る)、鋸、鉄鍬、刀子、短刀、鎌(画像を見る)、斧、閂、火打鉄(画像を見る)
「石器・石製品」紡錘車(画像を見る)、砥石(画像を見る)
「土製品」土製紡錘車、支脚

中世
「古銭」寛永通宝(画像を見る)

土師器---古墳時代から奈良・平安時代、赤色の素焼きの総称

須恵器---古墳時代の後半以降に日本で製作された陶質土器の総称
成形にロクロを使い、登窯によって1000度以上の還元状態で灰色に焼き上げた硬質土器である

総括
当遺跡は、奈良・平安時代を中心とする集落跡と考えられ、当時ととしては遺構の規模が大型であり、特に20棟ほどの掘立柱建造物跡群が広がっていることと、一部の権力者だけしか所有出来なかったニ彩陶器や灰釉陶器が出土していることなどから、役所等の施設に関連する住居跡ではないかと考えられている。また当時この地域は東が田中荘、西は相馬御厨に挟まれて、河内(カッチ)郡大山郷があり、その中心的存在であったと考えられるが、その実態は今だ解明されていない。

ニ彩陶器の画像を見る
奈良で作られたと考えられ、当地域が中央との繋がりを、
示唆す貴重な出土品である。

灰釉陶器の画像を見る
灰白色の素地に草木灰からつくる釉薬(うわぐすり)を施し焼成した陶器。
これは、長さ十cmの円錐形の塔の形をして、仏塔のような器の先端部分らしい。今の愛知県で製造された陶器で、粘土の質も良く、高級品だという。

この情報は、平成11年9月4(土)、県教育財団によって遺跡の発掘調査結果を一般公開し、現地説明会を開いた時に取材したものである。