つくば・中原遺跡4
総括
当遺跡は旧石器時代から近世にかけての複合遺跡で、その中でも律令期のものが多く、器では鉄鉢形土師器、須恵器を初めとして灰釉・緑釉陶器、青磁、白磁などが発掘されている。その中で青磁、や白磁は破片とは云え、県内でも初めての発見であり、中央との繋がりを示唆する貴重な資料となっている
また、金属製品では、銅椀、刀子、鉄鏃、腰帯具、銀環、さらに、瓦や砥石、紡錘車、硯などが出土していて、当時の生活様式を顧みることが出来る。
当遺跡の所在する中原遺跡は、古代書に書かれた「和妙類聚抄」の河内郡の7つの郷の中の菅田郷で、欠落した風土記、河内郡菅田郷の様相を知る上での大きな手がかりになるであろう。
遺跡発掘調査は茨城県教育財団によってまだまだ続いている。
参考文献
財団法人茨城県教育財団 発掘調査報告 中原遺跡