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風情ある町並みが続く若柴の旧街道、金竜寺の近くに、古い民家の特長をそのまま生かしたお蕎麦屋、「田舎庵」が開店しました。
街道筋に面して建てられた町家風の門は、往年の若柴宿の商家を感じさせてくれます。入口を入ると、まず囲炉裏を囲んだテーブルが目に止まり、なんだか暖かそうです。座敷に上がると、和室が3部屋並んでいて、古い民家らしく木の薫りが漂い、また襖と障子で仕切られた空間には、趣向を凝らした装飾品が飾られて、とてもゆったりとした気持ちにさせてくれます。
正面入り口 | 入り口、囲炉裏 |
和室その一 | 和室その二 |
空間を演出する装飾品の数々
荷車の車輪 | 提灯 |
家紋入りの和紙 | 草鞋 |
さりげなく置かれた民芸品
お品書の一部
せいろ700円 田舎そば800円 白ゆき(限定10食)800円 その他温かいそば冷たいそば各種
日本酒、ビール、ソフトドリンク、そばアイス、そばだんご そばぜんざい等
平日はランチメニューあり
田舎庵のそばの特長
北海道と会津若松の厳選された玄そば100%の石臼挽粉を使用し、丹念に気持ちを込めて、毎日そば打ちしています。
営業時間
AM11:30~PM3:00 PM5:30~PM8:00 蕎が無くなり次第閉店 定休日 毎週月曜日 第2・第4火曜日
住所 電話番号
龍ヶ崎市若柴町837(金竜寺参道入口、角)
佐貫駅より徒歩15分
Tel 0297-66-2505
オーナーの軽部さん
定年を間近にして脱サラした軽部さんは蕎職人を目指し、駒形蕎上人(浅草一茶庵より独立)で蕎打ちの極意を修得されました。そして平成14年の年末に若柴町の古い民家を取得。それ以来、おもに1人で屋敷を改装して、平成16年3月4日、満を持して開店したそば処田舎庵。
その原点になるものは、サラリーマン時代、東北地方の山間の温泉町で体験した蕎の味が忘れられなくて。それは、蕎の味も然るものながら、古い農家風の素朴な和室の空間が、ゆったりとした時間を感じさせてくれたからです。こういうお蕎屋さんを自分で出来ないものかと、ふと思ったそうです。
そして何年かが経ち、龍ヶ崎市若柴町で偶然見つけた古い民家。それは郷愁ともいえる故郷の記憶、石下町(茨城県結城郡)の幼年期を過ごした生家に似たものでした。そして、この町が歴史が古く、水戸街道の宿場町であることを知り、ここで蕎屋を営む上での運命的なものを感じたそうです。