金竜寺

太田市、金竜寺の由良氏五輪塔と新田義貞の供養塔

太田市指定重要文化財

金竜寺本堂裏手には金山城主の岩松氏を継いだ由良氏(横瀬氏)一族の五輪塔が9基並んでいる。横瀬国繁から由良成繁に至る歴代の金山城主とその一族を弔うために造立されたものである。安山岩製でそれぞれに紀年銘・法名・五大が刻まれている。

新田義貞公供養塔は五輪塔の奥、最上段にある。寛永14年(1637)新田義貞三百回忌法要に際し造立されたものである。銘の入った石英斑岩製の基礎部の上に、安山岩製の多層塔を重ねたもので総高は246cmである。

由良氏五輪塔

新田義貞の供養塔

太田市、金山城と新田神社

新田神社

新田神社は明治8年3月23日、新田義貞を祭神として創建されたもので、金山城本丸跡に鎮座している。


金山城は、太田市旧市街地の北背に連なる山や谷を自然の要害として構えられた戦国の山城で、関東の7名城の一つに数えられる。築城に付いては定かでなく、文明元年(1469)岩松家純の築城説や、平安末期の築城説もあり、新田義貞も一時居城したとも伝えられている。

城主は岩松氏から家臣の横瀬氏に代わり、その後横瀬氏は由良氏に改名し、強大な勢力を誇る。しかし、秀吉の関東平定によってもろくも廃城となる。

金山城跡は昭和9年、県内ただ一つの国指定史跡となり、本丸跡をはじめ二の丸、三の丸などの遺構が残っている。


こちらのページの写真は 太田市在住の佐々木さんから頂きました。佐々木さんのHP

佐々木さんのHPより金竜寺への直接リンク http://www.albsasa.com/sub1/sub106004.html