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今回のリニューアルについて

平成23年5月11日

HTMLからXHTMLへ

インターネットが一般に普及したのはWindows95の発売と時を同じくする1995年ごろだったと思います。その頃のブラウザーで表示するための言語はHTMLver2で、私がウエブ構築を始めたのもこのver2からだったと思います。タグの種類もずいぶんシンプルで、CSS(スタイルシート)の存在が無く(実在したが一般には使われてなかった)、ちょっとだけHTMLの知識があれば誰でもホームページは作れたものでした。

またHPビルダー等、ホームページ作成ソフトがあれば、HTMLの知識が無くてもワープロ感覚でプロ顔負けのホームページが作れました。実は私もHPビルダーはとても便利で随分お世話になりました。

その後HTMLはver3になるとW3C(WWWで利用される技術の標準化をすすめる団体)が深く関わる事になりました。W3CはHTMLと並行しながらXHTMLを開発し、そしてXHTMLを推奨しました。これによってHTMLの開発はver4で終焉し、今やインターネットの言語はXHTMLが主流になったのです。

このような状況の中で、当サイトのHTML2~HTML4で作られ90pという大量のページを突貫工事によりXHTML化いたしました。今までのHTMLではブラウザーによっては形が崩れる等、多少の問題はありましたが、特にXHTML化の必要はなかったのかもしれません。しかし私が今後ウェブの仕事をする上で、たとえ趣味のHPと言えどもより完成度の高いウェブサイトを運営する方が好ましいと判断したからです。


今回のリニューアルではデザイン的には大きく変わりました。特に全ページにメニューナビゲーションを配置し全体が常に見渡せるよう工夫いたしました。またナビゲーションには※カレント表示を配置し、閲覧が楽なサイトになったことと思います。

全体的には突貫工事のため不十分な点は数々あると思います。また目の届く範囲を念頭に「河童が観た牛久沼」は廃止いたしました。新しい情報はウェブクリエーター関連の情報とトップページの写真の配置、一部の情報の修正に留まりました。

尚、今回XHTML化したページは牛久沼ドットコム総てにおいてですが、別館HP(竜ヶ崎・若柴の散歩道)と姉妹サイトは現在手直し中です。

※カレント表示とは、開いているページのナビゲーションメニューの色を変えること。

XHTMLについて

ソースの一行目が<!DOCTYPE html PUBLIC "-//W3C//DTD XHTML 1.0 Transitional//EN" "http://www.w3.org/TR/xhtml1/DTD/xhtml1-transitional.dtd">となっているページがXHTMLです。

XHTMLはExtensible HyperText Markup Languageの略で、HTMLをより厳格にしたXMLの記述を再定義したものです。と言ったもののXMLの何たるかもよく解りませんが、後で述べている通りHTMLをより厳格にしたものと解釈してもよろしいかと思います。拡張子はxhtml あるいは htmlで必ず小文字で記載することになっています。

厳格さにおいて顕著たるものがレイアウトやデザインの総てをCSSで定義する必要があることです。つまり背景色や文字の色、文字の大きさ等、総てCSSで定義しなければなりません。タグの使い方においても表示出来ればOKでは無く、それぞれのタグに意味付けが必要となります。例えば、h1 h2 h3においては、表示される文字の大きさではなく、その表題の重要性で定義する必要があります。

また、複数のページで構成されるframe、iframeタグは否奨励となったています。iframeは便利ですが検索エンジンにて複数のページで構成されるframeページの一部分だけのヒットを避けるためと解釈しております。

閉じタグのないものには必ず< />を付ける事。タグは必ず小文字で記載する事等細部にわたり厳格な決まりごとがあります。

レイアウト上で一番重要な点が、tableというタグは表を意味するものであり表以外に使うことは否奨励となっています。HTML時代にページのレイアウトタグとして一般的に使われていたtable th tdは、XHTMLでは使うことは好ましくないのです。その代わりにレイアウトタグdivが必須となっています。

今までHP作成ソフトを使ってのレイアウトは表(tableタグ)の挿入で簡単に出来ました。ところがCSS使用を前提としたdivタグはHP作成ソフトを使っての直観的な作業は困難となります。つまりこの方法だとXHTMLに移行できないのです。この事はHPビルダー等HP作成ソフトの開発者の大きな課題となりそうです。


日々進化するウェブの世界。当サイトはXHTML化したばかりですが、どうやらXHTMLの次のバージョンはなさそうです。あと数年でXHTMLからHTML5への移行期に突入すると言われています。HTML5は現在開発試運転段階といわれていますが、内容的にはXHTMLの厳格さを少し和らげ、XHTMLにJjavascriptの要素を取り入れた言語となるようです。私としても時期バージョンの学習は必要となりますが、もう少し様子を見ることといたします。

牛久沼ドットコム・大地のえくぼ
いなかの和平ことウェブクリエーターマエダ

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