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八坂神社

沿革

社殿によれば、天正2年(1574)6月郡内に悪病が蔓延し村民が疫病に罹った折り、領主の岡見縫殿之助頼房が民衆の疫苦を憐み、山城国愛宕郡の八坂神社に平癒を祈ったところ、果たして霊験があった。故に当地に社殿を新設し、同社の御分霊を遷祀したと伝えられている。

江戸時代までは牛頭天王を祀って牛頭天王宮と呼ばれていて、薬師寺(廃寺)が別当を務めていた。明治の神仏分離令により素戔鳴命(すさなおのみこと)を祭神とする八坂神社に改組した。

明治42年に星宮神社と合併、星宮神社の氏子によって管理運営されている。

祇園祭

社殿は平成元年に建て替えられたもので、地元では八坂さんと呼ばれ親しまれている。毎年7月27~29日には祇園祭が行われ氏子総出で御神輿を担ぐ。この祭礼は平成29年市民遺産に認定された。その解説板には次のことが書かれている。

かつて旧水戸街道の宿場であった若柴地区において、少なくとも江戸時代後期から続く祭礼行事である。

7月15日の宮薙ぎ(社殿・境内の清掃や注連縄張りなど),同27日の御仮屋への遷宮、29日の神輿担ぎなど毎年開催日が固定され,神輿は地域の氏子のみが担ぐなど,その伝統がしっかりと受け継がれている。

小さな子どもを連れた母親が神輿の下をくぐって子の健やかな成長を願う「神輿くぐり」の儀式が行われるなど,全国的に見ても珍しい特徴を持っている。

八坂神社

祇園祭