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仙台藩龍ケ崎領陣屋跡

慶長11年(1606)伊達政宗は徳川幕府から常陸国河内郡13か村(下記参照)、信太郡13か村(下記参照)合わせて1万石余りを与えられて、仙台藩常陸国龍ケ崎領が誕生しました。このうち、龍ケ崎村は1238石で、龍ケ崎藩領の中で最大規模でした。

政宗は龍が峰の西麓に陣屋を築き、代官を置き領内の支配を行いました。陣屋には御陣屋門、御代官門、根町入口御門があり、道を隔てた向かい側に代官とその配下及び足軽の住居があったようです。また、現在の龍ケ崎小学校正門を入ったところに陣屋池(水堀跡)がありました。

寛文3年(1663)幕府による新利根川の開削や谷原新田開発のため、龍ケ崎村を除く河内郡の12か村が召し上げられ、代わりに筑波郡の4か村(下記参照)が与えられました。
慶応4年=明治元年(1868)戊辰戦争では賊軍となった伊達藩は、代官をはじめ陣屋役人が当地を離れ、陣屋は打ち壊しになりました。そして仙台伊達藩の支配は終焉を迎えます。

仙台伊達藩龍ケ崎領の村々()内は現在の市町村名

河内(かっち)郡13か村(龍ケ崎村を除いて寛文3年まで)

龍ケ崎村、長沢村(河内町)、脇川村(稲敷市)、狸穴村(稲敷市)、狸穴新田村(稲敷市)、角崎村(稲敷市)、芝崎村(稲敷市)、小野寺内村(稲敷市)、小野太田村(稲敷市)、堀川村(稲敷市)、清水村(稲敷市)、町田村(稲敷市)、市崎村(稲敷市)

信太(しだ)郡13か村

板倉村(阿見町)、若栗村(阿見町)、廻戸村(阿見町)、青宿村(阿見町)、竹来村(阿見町)、大室村(阿見町)、掛馬村(阿見町)、追原村(阿見町)、君嶋村(阿見町)、上長村(阿見町)、実穀村(阿見町)、福田村(阿見町)、請領村(美浦村)
筑波郡4か村(寛文3年より)
吉沼村(つくば市)、西高野村(つくば市)、大砂村(つくば市)、大園木村(下妻市)