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三笠宮来龍碑と旧高松家石蔵

龍ケ崎市新町に、近年まで松屋の商号で商いをされていた高松家の屋敷が残っていました。2011年の東日本大震災で母屋は半壊のため解体され、現在は敷地内の石蔵と三笠宮来龍碑だけが残りました。

高松家は砂糖の元締めをされた龍ケ崎を代表する豪商で、木村安兵衛を輩出した木村家と姻戚関係があります。また、高松家の高松彰一郎は女化で農場を開き、自らの土地に明治天皇近衛砲兵大隊演習(明治17年)の叡覧を記念した石碑を大正10年に建立しました。

なお、石蔵は昭和8年建設、上質な大谷石で造られています。構造は2階建てで四隅にバットレス(補強のための控え壁)を配しています。波打っている土間も貴重なものとなっています。現在は龍ケ崎市商工会が所有し、市民団体で活用が模索されています。 三笠宮来龍碑は、三笠宮殿下が昭和12年(1937)に千葉県習志野市で行われた軍事演習視察の際、高松家にご宿泊された記念碑であります。碑には公爵近衛文麿(碑の文字を書いた人)の名が刻まれています。殿下が屋敷に入られる時は、近所の人々が裏門に並び、国旗を持ってお迎えしたそうです。